2025年10月04日

ガブ

文楽ではもう一作品観ました。
日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)です。
旅の僧安珍に一目ぼれした清姫が、逃げる安珍を追って蛇と化し、日高川を渡って行く、というもの。
すさまじきものは女の恋の執念、ですね。
この話の見どころは、何といっても「ガブ」と呼ばれるカシラ、つまり人形の頭の部分です。
きれいな女性の顔が一瞬にして鬼の形相になる。
そして舞台一面が川となり、蛇と化した清姫がうねうね泳いでいくんです。
黒留の振袖を身に着けていた体も、これも一瞬で白蛇となり、きれいな顔ももどったり鬼の顔になったりする。
いやあ、見ごたえありました。
歌舞伎でもこの演目はあって、人間ではどうやるのか動画を見てたら、川にもぐりこんだ時に鬼のお面をつけるというものでした。
うまくやっていましたが、やはり「ガブ」のインパクトにはかないませんね。
文楽は人形でしかできないことがいっぱいあるのだからもっと新作とか面白いことやれば絶対ウケるのになあと思うんですが。
三谷幸喜さんが新作文楽を書いていてすごく面白いらしいんだがチケット取れません。
もっと長くやってほしいし、大阪でもやってほしい。

私の好きな「人形ならでは」というものは、狐が出てくる話です。
義経千本桜の狐忠信や、本朝廿四孝の八重垣姫、芦屋道満大内鑑の葛の葉子別れ等々、狐が舞台狭しとぴょんぴょん飛び跳ねます。
葛の葉子別れは、上方落語では安兵衛狐のオチに使われてました。
さすが文楽のお膝元です。

ちなみに「ほんちょうじゅうにしこう」と入力したら、
「本庁中に施行」と変換されました。
「ほんちょうにじゅうしこう」でした。(笑)
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posted by studiofourmailmagazine at 00:45| Comment(0) | 日記
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