冬季に神戸市の北側に位置する六甲山系から吹き降ろす風を
「六甲颪」(ろっこうおろし)と呼びます。
冬場の北西からの季節風が山を越えて太平洋側に吹き降りる際、
乾燥して強く冷たい風となって吹くもので、
筑波山からの筑波おろしや赤城山からの赤城おろしと同様のもの。
下に風と書く「颪」、これは国字と言って、日本にしかない漢字です。
したがって「おろし」という読み方しかない。
もともと漢字は中国から入ってきたので音読みしかなかったものを
日本の言葉に合わせて訓読みをするようになり、
漢字にはない言葉を新たに国字として作り出しました。
その数訳1500くらいと言われています。
馴染みのある国字は、働、畑、込、峠、枠、匂、塀、躾、など。
中国にない文字ということは、中国には存在しないものということで、
畑も働も匂も躾も、中国にはないものとはびっくりです。
さて六甲おろしと言えば、阪神タイガースの応援歌でしょう。
正式タイトルは「阪神タイガースの歌」ですが、歌い出しのインパクトから
「六甲おろし」としてファンに親しまれています。
作詞佐藤惣之助、作曲古関裕而で、「大阪タイガースの歌」として作られた
球団歌として最古、かつ戦前から歌い継がれている唯一の歌です。
歌の最後は「オウ オウ オウオウ 阪神タイガース」ですが
もともとここは「オウ オウ オウオウ 大阪タイガース」でした。
大阪から阪神になったのですが、作詞の佐藤惣之助は
「オウオウ おおさかタイガース」だから韻を踏んでよかったのに、と
球団名変更を残念がっていたそうです。
なお「六甲おろしに颯爽と、蒼天翔ける日輪の〜」と歌われていますが
実際プロ野球の最盛期の夏季に甲子園球場で吹く風は海風で、
六甲おろしではありません。
同じ西宮市の阪急西宮球場を本拠としていた阪急ブレーブスの球団歌が
「六甲おろしに鍛えたる〜」で、こちらの方が実情だと思いますが
球団もなくなり、もう歌われることもなくなりました。
2023年07月30日
六甲おろし
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2023年07月16日
六甲山
先日初めて、神戸の北側に連なる六甲山に行きました。
麓からケーブルカーで気軽に行けます。
神戸という街が横浜みたいな感じなので、
横浜に高尾山がある、みたいな感じでしょうか。
しかし一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域を指し、
最高峰は特に六甲最高峰と称されています。
標高は931mで、神戸と大阪湾を望む360度の大パノラマ展望が広がります。
現在では緑豊かな六甲山も、木の伐採や戦争などで100年前までははげ山で、
何度も洪水や土砂災害が発生していました。
そこで植樹を行い現在のような緑豊かな山になったそうです。
さて、ケーブルカーで山上に上ってみたら、
なんとそこには定期バスが走っているのです。
山の上にはゴルフ場やホテル、レジャー施設、それに別荘などが建ち並び
一大リゾート地になっているんですよ。
六甲山系と称するだけあって、いくつもの頂にそれぞれ色んな施設が建ち並び、
それらをバスで巡回することができる。(もちろん自家用車でも行ける)
カーブルカーも東と西に2本、東端からは有馬温泉に直行するロープウエイがあって
ハイキングコースも無数にあり、ほんとにお手軽です。
しかしお手軽なだけに、遭難する人も多いんだとか。
山はナメてかかってはいけません。
私は東側のケーブルカーで山上まで行き、1時間ちょっと歩いて
そこから有馬温泉まで2時間くらい歩こうかと思ったが
雨が降って来たのでやめて、ロープウェイに乗りました。
山に対しては慎重です。
有馬温泉では太閤の湯という日帰り温泉施設でのんびり。
山に登って温泉入って、て、最高です。
(登ったというにはおこがましいんですが)
麓からケーブルカーで気軽に行けます。
神戸という街が横浜みたいな感じなので、
横浜に高尾山がある、みたいな感じでしょうか。
しかし一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域を指し、
最高峰は特に六甲最高峰と称されています。
標高は931mで、神戸と大阪湾を望む360度の大パノラマ展望が広がります。
現在では緑豊かな六甲山も、木の伐採や戦争などで100年前までははげ山で、
何度も洪水や土砂災害が発生していました。
そこで植樹を行い現在のような緑豊かな山になったそうです。
さて、ケーブルカーで山上に上ってみたら、
なんとそこには定期バスが走っているのです。
山の上にはゴルフ場やホテル、レジャー施設、それに別荘などが建ち並び
一大リゾート地になっているんですよ。
六甲山系と称するだけあって、いくつもの頂にそれぞれ色んな施設が建ち並び、
それらをバスで巡回することができる。(もちろん自家用車でも行ける)
カーブルカーも東と西に2本、東端からは有馬温泉に直行するロープウエイがあって
ハイキングコースも無数にあり、ほんとにお手軽です。
しかしお手軽なだけに、遭難する人も多いんだとか。
山はナメてかかってはいけません。
私は東側のケーブルカーで山上まで行き、1時間ちょっと歩いて
そこから有馬温泉まで2時間くらい歩こうかと思ったが
雨が降って来たのでやめて、ロープウェイに乗りました。
山に対しては慎重です。
有馬温泉では太閤の湯という日帰り温泉施設でのんびり。
山に登って温泉入って、て、最高です。
(登ったというにはおこがましいんですが)
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六甲山 その2 夜景
六甲山からの神戸の夜景のすばらしさは「100万ドルの夜景」と称されますが
この言葉は1953年(昭和28年)に生まれました。
同年NHKがテレビ放送を開始し、目覚ましい経済成長を遂げていく時期、
山頂から見えた一帯の電灯の1ヵ月分の電気代がおよそ100万ドルだったからです。
これを神戸の旅行会社が六甲山に観光客を集めるために
キャッチコピーとして使いはじめ、一気に有名になりました。
100万ドル払っても観る価値がある位の意味かと思ったら、何と電気代だったとは。
2005年に改めて電気使用量・料金・レートから計算し直し、
今では「1000万ドルの夜景」と称されています。
なお、日本三大夜景は神戸、函館、長崎と言われていましたが、
現在は長崎、札幌、北九州となって、神戸は外れてしまっています。
これは「夜景観光コンベンション・ビューロー」という団体が
全国の約5,500名の夜景観光士という方々に1位から3位まで選出してもらい、
ポイント別に集計し、ランキング化したもの。
3年ごとの更新で、さきほどの3都市は2018年のアンケート結果だそうです。
この三大夜景のナンバーワンは長崎ということですが、
これは湾を囲む地形がすり鉢状で、どこから見ても美しいということだそうで
香港、モナコとともに「世界新三大夜景」にも認定されています。
しかしこれはこの団体が2012年10月に長崎市で行った、
「夜景サミット2012 in 長崎」においての決定なので、
「国体開催県は必ず優勝する」の類ではないかと勘繰ってみたり。
ともあれ、夜景の元祖が神戸ということは紛れもありません。
この言葉は1953年(昭和28年)に生まれました。
同年NHKがテレビ放送を開始し、目覚ましい経済成長を遂げていく時期、
山頂から見えた一帯の電灯の1ヵ月分の電気代がおよそ100万ドルだったからです。
これを神戸の旅行会社が六甲山に観光客を集めるために
キャッチコピーとして使いはじめ、一気に有名になりました。
100万ドル払っても観る価値がある位の意味かと思ったら、何と電気代だったとは。
2005年に改めて電気使用量・料金・レートから計算し直し、
今では「1000万ドルの夜景」と称されています。
なお、日本三大夜景は神戸、函館、長崎と言われていましたが、
現在は長崎、札幌、北九州となって、神戸は外れてしまっています。
これは「夜景観光コンベンション・ビューロー」という団体が
全国の約5,500名の夜景観光士という方々に1位から3位まで選出してもらい、
ポイント別に集計し、ランキング化したもの。
3年ごとの更新で、さきほどの3都市は2018年のアンケート結果だそうです。
この三大夜景のナンバーワンは長崎ということですが、
これは湾を囲む地形がすり鉢状で、どこから見ても美しいということだそうで
香港、モナコとともに「世界新三大夜景」にも認定されています。
しかしこれはこの団体が2012年10月に長崎市で行った、
「夜景サミット2012 in 長崎」においての決定なので、
「国体開催県は必ず優勝する」の類ではないかと勘繰ってみたり。
ともあれ、夜景の元祖が神戸ということは紛れもありません。
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2023年07月09日
根津小学校演奏会
このところずっと曲の解説をしてまいりました演奏会が7月1日開催になりました。
1年半前、コロナもそろそろ収束かと思われた時期に企画され、
結局ぶり返したために延期になったものです。
当時の5年、6年生には結局聞いていただけなかったのですが、その事だけでなく、
そんな感じで子供たちはいろんな行事が中止になって
一番の成長の時期にかわいそうなことだったなあと胸が痛みます。
けれどウクライナの子供たちはもっと悲惨な状況なわけですが、
それに比べるとという事ではなく、世界中一刻も早く子供たちが
のびのび暮らせる世の中にならないといけないし
それは大人の責任だと思うんですけどね。
さて、演奏会では低学年、高学年の二部構成でいろんな名曲を演奏したんですが、
やっぱり低学年の子たちはかわいいですね。
校歌は元気いっぱい、のびのび歌ってくれて感動しました。
また、楽器紹介で「今使っている打楽器は全部学校のものなんですよ」と言うと
一斉に「うおーっ!」と大盛り上がりでした。
高学年の校歌は、上手でしたが静かな感じで、楽器紹介でも盛り上がらなかったが
考えてみるとこの子たちが低学年で元気いっぱいの頃に
一斉休校とか、マスクで黙食で合唱禁止とかだったんですよね。
なんだか色々考えさせられる演奏会でした。
さて、演奏後は楽しい打ち上げ。
これもコロナ以来3年ぶりで、団員のみなさんも大盛り上がりでした。
私は打ち上げ後家に帰り宴会料理を作ってスタジオで落語会の打ち上げをやりました。
やっぱり気兼ねなく飲み会ができるようになってほんとに良かったと思います。
1年半前、コロナもそろそろ収束かと思われた時期に企画され、
結局ぶり返したために延期になったものです。
当時の5年、6年生には結局聞いていただけなかったのですが、その事だけでなく、
そんな感じで子供たちはいろんな行事が中止になって
一番の成長の時期にかわいそうなことだったなあと胸が痛みます。
けれどウクライナの子供たちはもっと悲惨な状況なわけですが、
それに比べるとという事ではなく、世界中一刻も早く子供たちが
のびのび暮らせる世の中にならないといけないし
それは大人の責任だと思うんですけどね。
さて、演奏会では低学年、高学年の二部構成でいろんな名曲を演奏したんですが、
やっぱり低学年の子たちはかわいいですね。
校歌は元気いっぱい、のびのび歌ってくれて感動しました。
また、楽器紹介で「今使っている打楽器は全部学校のものなんですよ」と言うと
一斉に「うおーっ!」と大盛り上がりでした。
高学年の校歌は、上手でしたが静かな感じで、楽器紹介でも盛り上がらなかったが
考えてみるとこの子たちが低学年で元気いっぱいの頃に
一斉休校とか、マスクで黙食で合唱禁止とかだったんですよね。
なんだか色々考えさせられる演奏会でした。
さて、演奏後は楽しい打ち上げ。
これもコロナ以来3年ぶりで、団員のみなさんも大盛り上がりでした。
私は打ち上げ後家に帰り宴会料理を作ってスタジオで落語会の打ち上げをやりました。
やっぱり気兼ねなく飲み会ができるようになってほんとに良かったと思います。
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2023年07月02日
根津小学校演奏会 天国と地獄
演奏会は昨日無事終了しました。
当日の様子などのレポートは次回の通信でゆっくり書かせていただきます。
今回は演奏会でやる曲解説の最後、オッフェンバックの「天国と地獄」です。
この曲は運動会のかけっこで必ず使われるので絶対聞いたことがあると思います。
また、フレンチカンカンの曲としても有名。
(オーケストラ練習ではこの曲のことをカンカンと言っている)
フランスの作曲家オッフェンバックの書いたオペレッタで
ギリシャ神話オルフェウスの悲劇をパロディーにしたもの。
オペレッタはオペラと違いセリフ部分は普通にしゃべるのでミュージカルに近いかも。
もとのギリシャ神話は次のようなものです。
竪琴と歌の名人オルフェウスは、愛妻が毒蛇に噛まれて死んでしまったので
嘆き悲しみ、黄泉の国へ行きそこの王に妻を返してくれと頼む、
彼の美しい音楽に心打たれた王は願いを聞き入れるが
二人とも人間界に戻るまで決して振り返ってはならぬ、という条件。
しかし後もう少しの所で振り返ってしまい、妻を連れ戻せなかったという悲劇です。
ところが「天国と地獄」では、夫婦関係が最初から破綻しています。
羊飼いの娘にうつつを抜かしていたオルフェは、妻が死んでラッキーと思っちゃう。
妻の方も、冥府の王ブリュトンに惚れてたので、死んでラッキー。
ところが「世論」という登場人物がいて、世間体のために妻を連れ戻せと諭され、
しかたなく地獄へ行って返してくれと頼む。
王は、未練があれば必ず振り返るだろうと読んで、振り返らないことを条件に二人を返したが
妻に未練がないオルフェウスはなかなか振り返らない。
そこで雷を落としびっくりさせてむりやり振り返らせ、
妻は黄泉の国に戻り、オルフェウスも嬉々として羊飼いの娘の所へ向かう。
黄泉の国では退屈して降りてきた他の神々と一緒に飲めや歌えの大宴会で、
「世論」以外は皆満足し、ハッピーエンド、とまあこういうお話です。
この「世論」という人物設定がスゴイ。
神々も人もみな「世論」に恐れをなして顔色を窺って行動している。
しかし「世論」に従わなければみんなハッピーって、
160年以上も前に書かれた話ですが、今も変わりませんね。
「世論」(=世の中、周囲のたわごと)に振り回されて生き辛くなったら、
天国と地獄を聞いて走りだしてみるといいかも。
なにせ、かけっこの曲ですからね。
当日の様子などのレポートは次回の通信でゆっくり書かせていただきます。
今回は演奏会でやる曲解説の最後、オッフェンバックの「天国と地獄」です。
この曲は運動会のかけっこで必ず使われるので絶対聞いたことがあると思います。
また、フレンチカンカンの曲としても有名。
(オーケストラ練習ではこの曲のことをカンカンと言っている)
フランスの作曲家オッフェンバックの書いたオペレッタで
ギリシャ神話オルフェウスの悲劇をパロディーにしたもの。
オペレッタはオペラと違いセリフ部分は普通にしゃべるのでミュージカルに近いかも。
もとのギリシャ神話は次のようなものです。
竪琴と歌の名人オルフェウスは、愛妻が毒蛇に噛まれて死んでしまったので
嘆き悲しみ、黄泉の国へ行きそこの王に妻を返してくれと頼む、
彼の美しい音楽に心打たれた王は願いを聞き入れるが
二人とも人間界に戻るまで決して振り返ってはならぬ、という条件。
しかし後もう少しの所で振り返ってしまい、妻を連れ戻せなかったという悲劇です。
ところが「天国と地獄」では、夫婦関係が最初から破綻しています。
羊飼いの娘にうつつを抜かしていたオルフェは、妻が死んでラッキーと思っちゃう。
妻の方も、冥府の王ブリュトンに惚れてたので、死んでラッキー。
ところが「世論」という登場人物がいて、世間体のために妻を連れ戻せと諭され、
しかたなく地獄へ行って返してくれと頼む。
王は、未練があれば必ず振り返るだろうと読んで、振り返らないことを条件に二人を返したが
妻に未練がないオルフェウスはなかなか振り返らない。
そこで雷を落としびっくりさせてむりやり振り返らせ、
妻は黄泉の国に戻り、オルフェウスも嬉々として羊飼いの娘の所へ向かう。
黄泉の国では退屈して降りてきた他の神々と一緒に飲めや歌えの大宴会で、
「世論」以外は皆満足し、ハッピーエンド、とまあこういうお話です。
この「世論」という人物設定がスゴイ。
神々も人もみな「世論」に恐れをなして顔色を窺って行動している。
しかし「世論」に従わなければみんなハッピーって、
160年以上も前に書かれた話ですが、今も変わりませんね。
「世論」(=世の中、周囲のたわごと)に振り回されて生き辛くなったら、
天国と地獄を聞いて走りだしてみるといいかも。
なにせ、かけっこの曲ですからね。
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